アドラー心理学講座(第3回)
7月19日(木)
アドラー心理学講座第3回。
「嫌われる勇気」第二夜を取り上げる。
キーワードは「劣等感」。
劣等感は誰しも感じるもの。
それ自体が問題なのではない。
他者との比較から生まれる劣等感からは、競争が生まれ、対人関係の悩みや、「劣等コンプレックス」につながる。
「健全な劣等感」は、「理想の自分」との比較から生まれ、それは努力の源となる。
この章の中で私の印象に残った部分は、下記。
「すべての人は対等である。
いわば、人は、縦の軸が存在しない平らな空間を歩いている。
前を歩いていようと、後ろを歩いていようと関係ない。
誰かと競争するために歩いているのではなく、
いまの自分よりも前に進もうとすることにこそ、価値がある。」
この表現、好きだなぁ。
前を歩いてる人、後ろを歩いている人、いるんだけど、
前を歩いてるから偉い、正しい、優れているというものではない。
ここからは私のイメージだけど、
前を歩いている人がいいな、すごいなと思ったら、教えを乞えば良い。
後ろを歩いている人から呼び止められたら振り向いて返事をしたらいい。
それだけのこと。
そこに優劣はない。
自分が進むペースは自分で決めたら良い。
「ただ前に進もうとすることに価値がある。」
その「前」というのも、人によって異なるわけで、
自分が「価値がある」と思う方向に「前」に進めば良い。
良い表現だなぁ。
すべての人は対等なのだ、ということ。
その上で、アドラーのいう「共同体感覚」という考えに発展するのかな。
この講座、全6回なのだけど、施設側からの要望で、さらに3ヶ月?追加になって「中級編」のような形で開催しようかと思う、とのこと。
先生からのその話しに、生徒側が「いいねぇ〜」という空気になっていて、私も継続して学べるならいいなーと感じた。
今回の話しあいメンバーの女性3人も、いきなり深い話し合いができるいい雰囲気で、楽しかった。
来月も楽しみ。