天鵞絨(びろうど)と紺碧(こんぺき)

40代後半アラフィフ女性の日常記録。ブログ名は好きな色の名前から。ひっそり綴りたいので、リンクはお断りしております。

「片づける勇気」

『片づける勇気』 佐原美和 監修:岩井俊憲

 

アドラー心理学の考え方をもとに、

心も空間もスッキリさせよう、という本。

 

アドラーからの引用はそれはそれで良し。

整理、片付けに関する内容も良し。

ミックスした相乗効果は私にはあまり感じられなかったが、

それぞれの味わいは良かった。

 

以下、良かった箇所、でてきた順。(私の勝手な省略あり。)

 

・重要なことは、何を遺伝したかということではなく、

 遺伝として与えられたものを、どう使うか、ということだ。

 

・心は統一したものであり、

 人生への同じ態度がそれらのあらゆる表現を通じてみられるので、

 人の感情と思考のすべては、

 ライフスタイルと一貫したものでなければならない。

 

・捨てるか残すか決められない

 →決断したことが失敗になると自分の責任になるから。

  失敗が怖いなら、誰にも迷惑をかけないものから整理する。

  片付く快適さが実感できれば決断できるようになる。

 

・整理するときに「いらない物」を探すのではなく、

 「いる物」「欲しい物」を選ぶ。

 

・「これを所有することは、自分の人生や他者を含む共同体にとってプラスになるのか?」

 と自分に問いかけながらひとつひとつ作業する。

 →「なぜ片付けるのか?」「どんな部屋にしたいのか?」

  自分の作業の目的も思い返せれば、より効果的かな。

 

・何回かに分けて、時間をかけながら理想の形に近づけていけばよい。

 ベイビーステップ(小さな歩み)で成功体験をつんでいけば、

 整理することが快感へと変わる。

 

・写真:写真の役割は何かを考えた後は、

    「どんなアルバムが理想か?」について考えてみる。

 

・家族が片付けしてくれたら、ほめるより、感謝する。

 「ありがとう」「助かったよ」