「ママ、もっと自信をもって」
『ママ、もっと自信をもって』 中川李枝子
図書館より。
児童文学作家、中川さんの保育士時代から子どもを観察し接してきた子育て感と、
今のママたちへの応援の言葉。
後半子育てQ&Aあり。
「いやいやえん」は私も大好きな本で、子どもたちもよく読んでいた一冊だが、
作者の中川さんは、「日本一の保育士」になりたかった、という経歴の持ち主だったとは。
「いやいやえん」や小学2年生の国語の教科書にでてくる「くじらぐも」などのお話がうまれた背景を知ることができ、興味深かった。
中川さんオススメの「すてきなお母さんが登場する本」、読んでみたいと思った。
私は、「すてきなお母さん」というものが、どういうものか、具体的なイメージってあったかな??自分の理想とする姿はなくはないけど。。。
本書の中の表現では
「大忙しなのだけれど、いつも泰然自若としている。
決してヒステリックにはならない。
見て見ぬふりを貫いて子どもを見守り、手出し、口出しはほとんどしない。
しかし子どもが頼ってきたときは、じっくりと話しを聞き、適切なアドバイスをして、最後はギュッと抱きしめる。」
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確かにすてき・・・日々真逆なことしてる気が・・・(T^T)
心に残った表現
・保育士に求められるのはいかに子どもを上手に遊ばせるかだと気づいた。
・子どもは子ども同士の遊びの中で社会性を養い、一人前になっていく。
親は子どもが困ったときと、うれしいときにそばにいればいい。
・子どもの喜びに敏感なお母さんはいいなと思う。
・大人たちが子どもたちと関わることが社会を変えるきっかけになるのではないか。
・言いたいこと、言うべきことは、夫にもきちんと説明する。
・子育てに「こうあるべき」なんて答えはないと思います。
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理想は「教養ある慈母」。
子どもと一緒に成長してこそ、理想の母になれるでしょう。