「片付けられない」「捨てられない」性格が変わる本
『「片付けられない」「捨てられない」性格が変わる本』 勝間まなみ
図書館より。
あまりにも、読んで字の如く、ですが。
私、片付けられない、捨てられない、です。
汚部屋か?というとそういうわけでもない。(と思う。)
どこか一部屋倉庫のような場所があるか??というとそういうわけでもない。
片付いた家、素敵なお部屋ではないけれど、
掃除機かけて、いちおう人は招けます。
客人が来るのは好きです。
ではどんな具合かというと、
各部屋の壁際や、出窓、カウンターなど、
「ここにはモノおけるかもよ!」とささやいてくる場所には、
かならず物が置いてある感じ。しかもそれは雑然と。
なぜなら「いつか片付ける」と思ってるから。
そういう「小カオス地帯」が各部屋に、ひと部屋の中にも数カ所、あるわけです。
そういう場所が目に入るたびに、もやもやもや・・・
部屋の状態は心の状態をうつす鏡、などとよく言いますが、
その通り、ですね。
それで、本書。
「片付けられないのは、実は『心の問題』なのです。」、と言い切って、
空間を片付ける「ための」心の整理の仕方を、具体的に、かなりのページを割いて説明しています。
後半5分の1くらいで、空間の片付けについて、
ざっくりいうと、自分に合った空間の片付け方の仕組みを作るためにどうするか、片付けるためのハードルの下げ方など具体策が書いてあります。
全体を通しての感想は、
そういう考え方もあるのか、と。
片付けられない、片付けたいとも思えない、ときは、
まず心の状態を確認して、この本でいう「メンタル・クリアリング」の必要があるよ、というときなのでしょう。
確かに、数ヶ月前の心にもじゃもじゃがいっぱいつまってたときに較べると、
今は片付けについて、具体的に心が動けるようになってきたし。
今の私は、どう行動につなげるか、という段階なのかな、と。
わかっちゃいるけど動けない自分をどう動かすか、
・やる、と日時を決める!
・やること(できれば手順も)具体的に決めとく!
・手帳に書く!
・いっそのこと人と一緒にやる!(Tさん企画の”先送り”片付けイベントを自分で自宅でやる。何回でも・・・)
これを繰り返すしかないんですよね。。。
そう、どんなに時間をかけて、ピッカピカにしたとしても、
それはそのときのこと。
それを続けないとと思うと、くじける。
その維持を、気安くするために、やってみよう、私。
家族も巻き込んで。思い切って人も巻き込んで!
読書後に、そのように思えた本でした。
ちなみに、「波動」「気」など一部スピリチュアル系の表現がでてきます。
以下、自分のためのメモ。文中より抜粋
◯片付けの問題は、個人の資質によるものというよりも、現代のストレスや悩みといったメンタルに直結しています。このことを無視して、片付けの方法を勉強し実行したところで、決して長続きはしません。長続きしなければ、それは問題の根本的な解決にはならないのです。
◯マイナス感情を受け入れるために
イヤな感情を感じ続ける作業というのは以外に難しいものです。
・・・ちょっと意識を他に向けた途端、その感情がふっとなくなってしまいます。
「なくなった」ということは捨てられたように思いがちですが、それは捨てられたのではなく、心の奥に隠れただけです。
マイナス感情に気づき、次にその感情を受け入れて感じ続けることで、あるとき、ふっとその感情は体から抜けていきます。それが、マイナス感情が捨てられた瞬間です。
◯「捨てるか捨てないか」の判断をするのはとても大変で疲れる作業です。
・・・本当に捨てたかったら、まず『捨てる』よりも『分ける』ことです。
・・・考えることをやめて「使っているか/使っていないか」で分別することです。
→これ!これ、たぶん、苦手。
「今は使ってないけど、ムニャムニャムニャ・・・」と言い訳を見つけて捨てられない。
まずはとにかく分けて、すぐ捨てなくてもいいから、どこかに置いておく。
使ってないものの山(総量)が見えたときに、どう感じるか。
あとは(使ってないのだから)捨てるタイミングがきたら捨てればいい!