天鵞絨(びろうど)と紺碧(こんぺき)

40代後半アラフィフ女性の日常記録。ブログ名は好きな色の名前から。ひっそり綴りたいので、リンクはお断りしております。

旧交を温める

10月27日(土)

 

母の見舞いに関東へ。

お見舞いの後は、旧友と会う。

 

中学時代からの親友が、でてきてくれることになって、
前回会ったのが震災後2年後くらいだったから2013年かな?
以来の再開。

特急で1時間くらいの場所だけど、会いたい!とでてきてくれた。

 
彼女は大学時代こそ県外にでてたけど、

ずっと地元で福祉の仕事をしてきた人。

 

その彼女とこのタイミングで会って、

ゆっくり話せたことは、とても意義深い。

 

このところ私の中で大きな割合を占めている「不登校」というキーワード。

その根底にある、親子関係。

親の子に対する接し方。

親のものごとに対する捉え方。

 

自分の考え方の方向性はできている。

その考え方を共有できる人もいる。

がしかし、自分の身近にいる不登校の親子と接するときに、何ができるのか。

何ができないのか。

もし自分の子どもが不登校になったときに、自分がどうなるのか。

どう考え、何ができるのか。

 

そんなことを、なんのてらいもなく、彼女と話した。

数年ぶりなのに。こまめに連絡とってたわけじゃないのにね。

 

彼女のお子さんも、発達において周りとの違いを感じていて、

母として、その都度考えて、周りに伝えて、サポートしてきたという。

そして、彼女の仕事においても、

子どもの発達の凸凹や不登校の親子に関わってきたという。

 

実際のケースについても、

とても参考になる話を聞くことができた。

実際のケース、というのは、現在進行形。

この後どうなっていくかわからない。

当事者の方が今できる最善と思えることを、選択していく。

そこには、行動と決断、がある。

そして、行動した先に人のサポートがある。

私自身が当事者となったとしても、

私の身近な人に対しても、常にそれを意識することだ。

 

もともと、中学時代から、優しくて、人を思いやる人だった。

福祉の勉強ができる大学へ行き、地元に戻って、

公的な福祉の事業所で20年働いた後、少し仕事のペースを緩めていたところ。

 

こうして久しぶりにあって、

お互いの話をしてみたら、同じような方向を向いている。

しかも彼女は、元々の職場の方数人と、

独立した施設を立ち上げようと計画しているところだという。

長い付き合いの中で、アップダウンがあったことも知っている。

今のご主人と知り合ってからは、本当に穏やかで、

震災も乗り越え、

また着実に自分にできることを社会に提供していこう

という彼女の前向きさに、胸が熱くなる。

と同時に、私には何ができるのか、どうしたいのか、

また問いかける。

 

不思議なご縁だ。

高校を卒業してからは、お互い拠点が変わっているのに、

続いている仲。

一学年12クラスというマンモス校の中で、

部活も、住む地域も違った彼女を選んだ

中学生の私に、ありがとう、と言いたい気分(^_^)

私も彼女に負けないように、学びと歩みを進めていきたい。ね。