天鵞絨(びろうど)と紺碧(こんぺき)

40代後半アラフィフ女性の日常記録。ブログ名は好きな色の名前から。ひっそり綴りたいので、リンクはお断りしております。

読書会(8月)〜希望、夢、目標とは。

渡辺奈都子『しなやかに生きる心の片付け』を1章ずつ読み、それぞれの感想を述べあう。

 

今月は、先生含めて3名で。

こじんまりと、個人的なことも素直に深く話すことができた。

 

Part6「希望を見つけるために」

このところ繰り返し繰り返し現れる、

「あなたはあなたの人生を進めばいい」というメッセージ。。。!

 

「夢や目標を持つ」ということに対する強迫観念にしばられてはいないか??

「人生の最短ルート」に価値があると思い込んでいないか??

「すべきこと」をこなすことに精一杯で、「したいこと」を放置していないか??

できないと決まったことでもないのに、願う事さえやめていないか??

 

これらの「??」を面と向かって誰かに問われたら、

「えぇ、そんなこと思う訳ないじゃん」と素知らぬ顔で否定してしまいそう。。。

それは、図星すぎて。

あるいは、必死に言い訳するとか。

 

文章を通して、読書会、という場だからこそ、

素直に、かつ冷静に、突き刺さっていることを認められる。

 

そして、スーッと沁み込んでくる言葉。

・「したいこと」というのは、あなただけにわかる「宝物」です。

・(遠回りをしたり、効率の悪い進み方になっても、)それでも、歩みを止めずに模索していれば、思いがけない体験が新たな希望や理想を生むヒントになることもあります。

・変化の鍵を握るのは、問題を乗り越えた先に「こうなったらいいな」と思える希望があること。その小さな希望(目的地)があるからこそ、道を選ぶ事ができるのです。

・したいこと(願望)とすべきこと(他者からの期待)を分けて捉える、その2者のバランスがとれたときに「穏やかな充足感」(←良い表現)を得られるのではないか。

・最も重要なことは、「したいか、したくないか」という軸です。

・偶然の出来事に対して最善を尽くすことが幸運を呼び込む鉄則

・いつでも、いつからでも、夢や目標を持つ自由があります。

 

本を読み、実体験や、日常で感じてることを話した。

今回のテーマは、すごくタイムリーだったので、

ひっかかる箇所がたくさんあった。

 

自分がどれだけ自分の「希望」を見ないふりしてきたか。

自分の目標に言い訳してきたか。

 

いいの、したくないならしたくない、で。

それを、自分のしたい、したくない軸で素直に認める。

したくなくても、すべきこともある。

でもその分したいことをする時間も必要。

 

この読書会の後、次々と大小さまざまなやりたいことが浮かんできた。

「やりたいこと」といっても、よく中身をみてみると、

「したいこと」と「すべきこと」があることに気づく。

これを分けて書き出してみよう。

 

月1読書会、しばらく継続予定。

アドラー心理学講座(第4回)

アドラー心理学講座、第4回。

 

ちょうど出かける時間に、台風の影響で大雨で、一瞬ひるんだが、

学習欲のほうが勝って、「行こう!」と外に出たとたん、雨がやんだ。

 

「嫌われる勇気」第三夜を読み解く。

今回のキーワード(キーセンテンス、か?)は「他者からの承認を求めることを否定する」と「課題の分離」。

 

この本の中では「承認欲求」という言葉を使っているが、

講座の先生曰く、「承認欲求」はマズローの言葉であって、アドラーには一度もその言葉はでてこない、とのこと。先生は本書の文章とは違う言い方をしてた。

 

・文中。「他者からの承認を求め、他者からの評価ばかりを気にしていると、最終的には他者の人生を生きることになります。」

→難しい。。。本当に難しい。

 誉められると嬉しいし、人が喜んでくれると嬉しい。

 人に批判されると苦しいし、悲しいし、人が怒るとこちらも怒ってしまったり、悲しくなったり。

 相手の評価や反応に左右されずに生きる、ということかな??

 →その答えが第四夜にでてくる「共同体感覚」ということらしい。そこに、私、あなた、が存在していることに価値がある。価値に気づく言葉は「ありがとう。」

 

・「課題の分離」とは。

→「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」で考えたとき、自分の課題か否か。

 

「対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むことーあるいは自分の課題に土足で踏み込まれることーによって引き起こされます。」

→そうです。親子関係、友人関係、やりがちな失敗。。。

 

◉「あなたにできるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」」

「一方、その選択について他者がどのような評価を下すのか。これは他者の課題であって、あなたはどうにもできない話です。」

 

→前回の読書会でもでてきた内容に通じる。あなたの人生の主人公はあなただ、ということ。

「他者からの承認を求めることを否定する」というところにもつながる。

 

第三夜の内容は、これができれば自立した強い人間になれるんだろう、

と思えるものだが、あまりにも私が日々感じて選択している行動と異なるので、

字面はわかったつもりでも、理解、咀嚼が難しい。

 

講座後半は参加者からの相談をみんなでシェアしてアドラー心理学の考え方で課題解決しよう、というもの。

 

続きは後日。

「清須会議」

三谷幸喜監督の映画「清須会議」をU-NEXTで。

 

スマホの契約の時に、オプションでつけなければいけなかったU-NEXT、

条件契約月はクリアしたので、解約予定だが、

その前にポイントを使おう、と相方と話して、

隙間時間に見ることに。

 

安定の三谷作品、おもしろかった!

 

役者さんが素晴らしい〜

大泉洋役所広司佐藤浩市小日向文世、他にも豪華な脇役陣、

すべてがナイスキャストで、見応えたっぷり。

三谷ギャグ、大好きなので、ずーっとにやにやしてた。

 

役所広司佐藤浩市もそして妻夫木聡も、

いつものイメージとなんだか違うキャラなのに、すごいはまり役!

おもしろいな〜(*^-^*)

 

オンラインレンタル、初めて使ってみたけど、
PCで見れて、手軽でなかなかいい。

実際の契約料金や、サービス全体を考えると、

U-NEXTよりアマゾンprimeがお得そう。

しつこく主張してくるアマゾンprime、

天邪鬼で、絶対使うもんか!と思っていたのだけど

やはり、サービスのよさには負けそうだ(^^;;

9月から

7月研修に入った子育て支援広場のお仕事、

研修報告書を出したきり、「園長から連絡しますね」のまま、放置・・・(T_T)

 

お忙しいのはわかっていたので、

思い切って本日こちらから電話にて問い合わせしたところ、

園長先生とお話することができて、

「連絡できなくてごめんなさいね」ということで、

無事、9月からスタッフとして参加することになった。

 

ふぅ、ひと安心。

まずは週1から。

 

子育て支援についても認識を深めたいと思い、

県が実施している研修に締め切り間際に申し込んだが、
定員オーバーで受講できず。

こちらは、また来年かな。


代わりに、市内でよく知られる子育て広場の団体が主催している、

「子育てサポーター」のための講座に申し込んでみる。

 

明日はアドラー講座、明後日は先月に続いての読書会があり、

9月からはお仕事と、「聴き方」オンライン講座も始まる。

今後の新しい学び、出会い、経験にワクワクする!(^0^)

母の見舞い

上の子の部活の休みを狙って、2泊3日で関東方面の実家へ帰省。

私の運転で、娘二人と、片道、休憩しながら5時間ほどのドライブ。

 

初めての頃は、首都高が怖かったので、ダンナに助手席に乗ってもらって、
往復したものだが、だいぶ慣れてきた。

それもこれも、グーグルマップと娘たちのお陰💕

 

目的は、母のお見舞い。

長いことパーキンソン病をわずらっていて、

一昨年急に様態が悪化し、最悪の状態は脱したものの、

それ以降、ほぼ寝たきりになってしまい、父の自宅介護も限界になり、

昨年から夫婦で完全介護の施設に入居。

幸い父は元気なので、日中は1人で自宅へ帰って過したりもしている。

 

母の様態はいったりきたり、だが、この夏はまたよくなくて、

今回も会いにいっても、反応が鈍く、ほとんど笑顔はない。

それでも、ときどき意識が戻ってくる様子で、

こちらのいうことに答えようとしたり(でも声がでないので聞き取りに苦労する)、

孫の顔を見て、笑顔を作ろうとする様子もある。

 

私は、母が発病してからも、すごく自然に受けとめている。

悲しいとすれば、そのやせ細った体を意識するときとか、

想い通りに動けない自分が無念だろうな、と母の気持ちを慮るとき。

けれど、どうして私の母が、とか、母が元気だったら、とかいう観点で

悲しさや辛さが湧くことはない。

 

おそらくそれは、父が元気で、

母のことを一手に引き受けて、弱音も吐かずに面倒をみていてくれたり、

本当にありがたいことに、経済的にも余裕があるということだったり、

近くには兄家族が住んでいて、兄嫁が私たち兄弟以上に両親に気を配ってくれているからだろうな。

こうして書き出してみると、本当にありがたいことだと思う。

 

いつも会いに行くと思うことは、

母の、つねに生への意欲を失わないことのすごみ。

今回は、会いにいっても、話しかけても、

意識がぼんやりしていて、言葉がはっきりしない状態だったが、

こちらがリハビリを誘うと、できなくてもやろうとする。
意識が短時間で途切れても、また戻ってくるとやろうとする。

そして、私が帰ろうとしたときに、

声を出そうとしていたので、耳を近づけて聞くと、

「またね」「ありがとう」と言う。

帰ってしまう私たちへの恨み言ではなく、

感謝の言葉を述べる人なんだなぁ・・・とあらためて思う。

 

現実問題としては、いつ、どうなってもおかしくない状態、と言えるだろう。

遠方にいる私にできることは、母の調子のよいときにかかってくる電話に付き合うこと、

そして後悔のないよう、また会いに行き、会っている時間を大事に過すこと。

 

母の状態に関係なく、

唄を歌って聞かせて、リハビリに誘ったり、

ほがらかに、笑顔ですごす娘たちにも感謝!

「ママ、もっと自信をもって」

『ママ、もっと自信をもって』 中川李枝子

 

図書館より。

児童文学作家、中川さんの保育士時代から子どもを観察し接してきた子育て感と、

今のママたちへの応援の言葉。

後半子育てQ&Aあり。

 

「いやいやえん」は私も大好きな本で、子どもたちもよく読んでいた一冊だが、

作者の中川さんは、「日本一の保育士」になりたかった、という経歴の持ち主だったとは。

「いやいやえん」や小学2年生の国語の教科書にでてくる「くじらぐも」などのお話がうまれた背景を知ることができ、興味深かった。

 

中川さんオススメの「すてきなお母さんが登場する本」、読んでみたいと思った。

私は、「すてきなお母さん」というものが、どういうものか、具体的なイメージってあったかな??自分の理想とする姿はなくはないけど。。。

本書の中の表現では

「大忙しなのだけれど、いつも泰然自若としている。

決してヒステリックにはならない。

見て見ぬふりを貫いて子どもを見守り、手出し、口出しはほとんどしない。

しかし子どもが頼ってきたときは、じっくりと話しを聞き、適切なアドバイスをして、最後はギュッと抱きしめる。」

・・・

確かにすてき・・・日々真逆なことしてる気が・・・(T^T)

 

 

心に残った表現

 

・保育士に求められるのはいかに子どもを上手に遊ばせるかだと気づいた。

 

・子どもは子ども同士の遊びの中で社会性を養い、一人前になっていく。

 親は子どもが困ったときと、うれしいときにそばにいればいい。

 

・子どもの喜びに敏感なお母さんはいいなと思う。

 

・大人たちが子どもたちと関わることが社会を変えるきっかけになるのではないか。

 

・言いたいこと、言うべきことは、夫にもきちんと説明する。

 

・子育てに「こうあるべき」なんて答えはないと思います。

 ・・・

 理想は「教養ある慈母」。

 子どもと一緒に成長してこそ、理想の母になれるでしょう。

 

研究会に初参加

選択理論心理学の研究会に参加してきた。

 

毎月行われていて、選択理論心理学の基礎講座を学んだ方たちが、

学びを継続していけるように催されている場だそうだ。

私はまったくの初心者なので、参加できますか?と相談したところ、

気持ち良く承諾してくださって、初参加。

 

数年前に、選択理論心理学を学んでいる方から、

基礎の基礎の部分をお話していただいたことがあって興味があったのが、

やっと行動におこせた。

 

なんとお盆休みのためか、今日は参加者が私一人!だったので、

主催の方から、マンツーマンで、基礎的な知識の講義を受けることができた!

相手が私一人、であるにも関わらず、きちんと講義をしてくださって、

お仕事として講演もこなしている方で、お話もわかりやすく、聞きやすく、

こちらの質問にも随時答えていただき、充実した時間だった。

 

予定の3時間があっという間で、

しかも初めてのロールプレイのためにさらに時間延長。

初回にして、だいぶ選択理論心理学と、研究会のポイントを体験することができたのではないだろうか。

 

◯印象に残ったこと

・ほとんどの悩みの根っこは「対人関係にある」。←アドラー心理学も同じ。

・人間の脳の働きを「システム」と捉える

 「現実」と「理想」のギャップをうめるために、システムのどこをどう見直せば効果的にギャップをうめられるか、で考える。行動する。選択する。

 

カウンセリングのロールプレイで

・クライエントの願いを具体的にする

 →「どうなりたいですか?」「そうなったら何がしたいですか?」「それは具体的に頻度はどれくらいですか?」

・願っているものが手に入るにはどうしたらいいか、で考える

 →「その行動は相手との距離を近づけるものでしょうか?」

・悩んでいる人は、解決策が限定されている、と思い込んでいる場合が多い。

 会話の中で、選択肢はいろいろあるんだよ、ということに気づいてもらう。

 →「それしか方法はないですか?」

 

・ロールプレイの後、

「カウンセラーは、会話によって、クライエントの中にある選択肢を導きだすお手伝いをする」というようなことをおっしゃっていた。

それは、まさに私が今学びたいこと、そのもの。

先日受けたあな吉さんの「聴き方セミナー」で聞いたことと同じ。

 

先日も書いたけど、

この学びをまずは自分で試してみることが大事。

しかも繰り返し繰り返しする事が大事で、

その上で、人にも、ロールプレイで何度も練習することで、

身に付くのだな。

プロのカウンセラーからも、そのように教えてもらったことがある。

学びのほうも、一歩踏み出せたみたい。

学びながら、自分の意識改革もしながら、進んでいこう。