天鵞絨(びろうど)と紺碧(こんぺき)

40代後半アラフィフ女性の日常記録。ブログ名は好きな色の名前から。ひっそり綴りたいので、リンクはお断りしております。

「オーケストラ・クラス」

映画「オーケストラ・クラス」を観て来た。

 

原題は「La Melodie」。和訳は「メロディー」だそうな。

 

私流にまとめると、
プロのヴァイオリニストが、初心者の子ども達(小学校高学年くらい?)にオーケストラでのヴァイオリンパートを教えていく中で、ヴァイオリニストは教育者としての感情が生まれ、子どもたちは音楽により成長していく様子を描いた映画。

(映画.comでもこれくらいのあらすじが載っていたので、ネタバレではないでしょう。)

 

ヴァイオリニストの演奏シーンがすごく自然で、これはほんとの演奏?当て振り?!と疑問に思うほど。

ちゃんと演奏している人がみたらわかるのかしら。
主演の俳優さん、シブイ演技もよかったし、グッド。

 

全体としては、まぁ、ありがちな流れというか、安心して観られる内容。

劇中で演奏されるクラシック曲が超有名曲ばかりだったので、もうちょっとマニアックな選曲にしてほしかったなー。

欲をいうなら、お、この曲なに?!と出会いにワクワクするような曲がよかった。

子どもたちの演技も素晴らしかったなぁ。

演奏もそれぽかったし、音楽ドラマによくある、

「演奏中は顔アップばっかり」なシーンが少なめ(に感じただけかもしれないが)で、違和感なく楽しめた。


フランス映画であったがために、フランスの風景やフランス語の響きを楽しめたり、

人種の多様性に純粋に驚いたり、という複合的な良さがあった。

見慣れてるアメリカ映画や邦画だったら、すじがきの物足りなさを強く感じてしまったかもしれないなー。

とはいえ、私は映画館で音楽ものを観ることに幸せを感じるので、

今日も良い時間を過したのでした。