天鵞絨(びろうど)と紺碧(こんぺき)

40代後半アラフィフ女性の日常記録。ブログ名は好きな色の名前から。ひっそり綴りたいので、リンクはお断りしております。

「ママ、もっと自信をもって」

『ママ、もっと自信をもって』 中川李枝子

 

図書館より。

児童文学作家、中川さんの保育士時代から子どもを観察し接してきた子育て感と、

今のママたちへの応援の言葉。

後半子育てQ&Aあり。

 

「いやいやえん」は私も大好きな本で、子どもたちもよく読んでいた一冊だが、

作者の中川さんは、「日本一の保育士」になりたかった、という経歴の持ち主だったとは。

「いやいやえん」や小学2年生の国語の教科書にでてくる「くじらぐも」などのお話がうまれた背景を知ることができ、興味深かった。

 

中川さんオススメの「すてきなお母さんが登場する本」、読んでみたいと思った。

私は、「すてきなお母さん」というものが、どういうものか、具体的なイメージってあったかな??自分の理想とする姿はなくはないけど。。。

本書の中の表現では

「大忙しなのだけれど、いつも泰然自若としている。

決してヒステリックにはならない。

見て見ぬふりを貫いて子どもを見守り、手出し、口出しはほとんどしない。

しかし子どもが頼ってきたときは、じっくりと話しを聞き、適切なアドバイスをして、最後はギュッと抱きしめる。」

・・・

確かにすてき・・・日々真逆なことしてる気が・・・(T^T)

 

 

心に残った表現

 

・保育士に求められるのはいかに子どもを上手に遊ばせるかだと気づいた。

 

・子どもは子ども同士の遊びの中で社会性を養い、一人前になっていく。

 親は子どもが困ったときと、うれしいときにそばにいればいい。

 

・子どもの喜びに敏感なお母さんはいいなと思う。

 

・大人たちが子どもたちと関わることが社会を変えるきっかけになるのではないか。

 

・言いたいこと、言うべきことは、夫にもきちんと説明する。

 

・子育てに「こうあるべき」なんて答えはないと思います。

 ・・・

 理想は「教養ある慈母」。

 子どもと一緒に成長してこそ、理想の母になれるでしょう。

 

研究会に初参加

選択理論心理学の研究会に参加してきた。

 

毎月行われていて、選択理論心理学の基礎講座を学んだ方たちが、

学びを継続していけるように催されている場だそうだ。

私はまったくの初心者なので、参加できますか?と相談したところ、

気持ち良く承諾してくださって、初参加。

 

数年前に、選択理論心理学を学んでいる方から、

基礎の基礎の部分をお話していただいたことがあって興味があったのが、

やっと行動におこせた。

 

なんとお盆休みのためか、今日は参加者が私一人!だったので、

主催の方から、マンツーマンで、基礎的な知識の講義を受けることができた!

相手が私一人、であるにも関わらず、きちんと講義をしてくださって、

お仕事として講演もこなしている方で、お話もわかりやすく、聞きやすく、

こちらの質問にも随時答えていただき、充実した時間だった。

 

予定の3時間があっという間で、

しかも初めてのロールプレイのためにさらに時間延長。

初回にして、だいぶ選択理論心理学と、研究会のポイントを体験することができたのではないだろうか。

 

◯印象に残ったこと

・ほとんどの悩みの根っこは「対人関係にある」。←アドラー心理学も同じ。

・人間の脳の働きを「システム」と捉える

 「現実」と「理想」のギャップをうめるために、システムのどこをどう見直せば効果的にギャップをうめられるか、で考える。行動する。選択する。

 

カウンセリングのロールプレイで

・クライエントの願いを具体的にする

 →「どうなりたいですか?」「そうなったら何がしたいですか?」「それは具体的に頻度はどれくらいですか?」

・願っているものが手に入るにはどうしたらいいか、で考える

 →「その行動は相手との距離を近づけるものでしょうか?」

・悩んでいる人は、解決策が限定されている、と思い込んでいる場合が多い。

 会話の中で、選択肢はいろいろあるんだよ、ということに気づいてもらう。

 →「それしか方法はないですか?」

 

・ロールプレイの後、

「カウンセラーは、会話によって、クライエントの中にある選択肢を導きだすお手伝いをする」というようなことをおっしゃっていた。

それは、まさに私が今学びたいこと、そのもの。

先日受けたあな吉さんの「聴き方セミナー」で聞いたことと同じ。

 

先日も書いたけど、

この学びをまずは自分で試してみることが大事。

しかも繰り返し繰り返しする事が大事で、

その上で、人にも、ロールプレイで何度も練習することで、

身に付くのだな。

プロのカウンセラーからも、そのように教えてもらったことがある。

学びのほうも、一歩踏み出せたみたい。

学びながら、自分の意識改革もしながら、進んでいこう。

あれる子についての考察

荒れると手のつけられない下の子(小学3年生)。

 

以前このブログで書いてみて、少し思考をまとめて

その後、読書会で参加のママさんのお話を聴いて

自分の対応を振り返った。

 

それから、あまり大きくは荒れてないと思うのだけど、

やはり私の問題であって、

どう彼女の要求を受けとめるか、ということを試されてると感じる。

 

まずは「受けとめる」ことが前提なのに、それができない。

私の気持ちの余裕がないと、

瞬間的に、いわゆるインナーチャイルドな私がでてしまい、
まるで責められてるように感じてしまったり、

その理不尽な要求にイラッとしてこちらも同じレベルで心がすさむことになる。

 

「受けとめる」は、必ずしも要求を飲む、ということでもなくて、

うーん、そうか、そのためにはどうしようか、と一緒に悩むのもあるし、

これは実は眠くて荒れてるんであって、

ちょっと付き合ってあげればいいんだろうな、と察するのも必要。

 

こちらが大人でいられれば、

「まだまだかわいいなぁ」ですむことがほとんど。

それから、夏休みで、家族全体がゆとりがあるのがいいのかも。

「気持ちのゆとり」「時間のゆとり」は大事。

 

そんなことを頭におきつつ、

子どもを観察すること、と子どもとの関わりを楽しむこと。

あっという間に大きくなるものねぇ!

グダグダゆるゆるの関係。

8月1日(水)〜8月3日(金)

 

親戚家族が泊まりにくる。

私のいとこであるダンナはお仕事で不在。
東京在住の奥さまとその娘たち(小4、3才)がお泊まりにきた。

 

うちの娘たちと、やってきた娘たちがとにかく仲良し。

私とその奥さま(Ayさん、としよう)も、年は私が5才上だし、

人としてのタイプも全然違うのだけど、一緒にいるとすごく楽しい。

親戚でなかったら、知り合ってなかったタイプだろうな〜。

 

たいてい私たちが東京のお宅にお邪魔して泊まりでお世話になる。

そのときは、いとこであるダンナが朝食作ったり、

車出したり買い物いったり、あれこれ動いてくれて、

Ayさんは朝以外のご飯や美味しい〜珈琲を淹れてくれたりして、

快適にすごさせてくれる。

娘たちは好き〜に遊び、

私は自分の家以上にくつろいで、蔵書のマンガを読んだり、寝たり、

ときどき手伝ったりして、ちょ〜お気楽に過す。

 

今回はうちで過すにあたり、

1日目は夜到着で寝るだけ、

2日目は朝は近所の美味しいパン屋さんで買って来てモーニング、

午前中に公園でも行って、

午後は娘たち念願のイオン、

3日目は午前中にファーマーズマーケットで安くて美味しいお野菜を楽しんでもらって、

お昼は私のお気に入りの眺めの良いお店でランチ、

駅前で娘たちがプリクラしてお別れ。

なんて、予定していたが。

 

結局できたのは、

2日目のイオンと、

3日目のプリクラだけ。。。(T_T)

 

両日とも朝は気が済むまでゆっくりしてもらって、

ランチのお店は定休日で(爆)、

たいして、というか全くここの土地らしさを味わってもらうことなく、

ただのーんびりして、娘たち楽しませて、母たちはおしゃべりしまくって、

帰って行った。

 

私は何も無理することもがんばることもなく、ゆるーく楽しかったんだけど、

ちょっと申し訳なかったかな、もう少しがんばったほうが良かったかしら、

と思ったが、

Ayさんも、このゆるさがいいんだよー、リフレッシュしたわー!

と帰ってくれたので、

 

これでいいのだ。

 

友人だったらもっと気を遣うし、もう少しはがんばって接待する。

家族(両親や兄弟)だったら、もっとだいぶ気を遣うし、帰った後は気疲れでグッタリ。

けど、この従兄弟家族とのゆるゆる楽チンな関係はなんなんだ。

ともかくもAyさんのユニークな人柄にあるのだろうなー。

常にAyさん以外の何者でもないというか。

Ayさんといると、私も「自分」でいられるんだな。

これがお互いを認める、尊重してる、状態かも。

Ayさんと関わる人みんなが自然体でいられる感覚。

いいわ〜。

 

大事にしたい関係です。

「片づける勇気」

『片づける勇気』 佐原美和 監修:岩井俊憲

 

アドラー心理学の考え方をもとに、

心も空間もスッキリさせよう、という本。

 

アドラーからの引用はそれはそれで良し。

整理、片付けに関する内容も良し。

ミックスした相乗効果は私にはあまり感じられなかったが、

それぞれの味わいは良かった。

 

以下、良かった箇所、でてきた順。(私の勝手な省略あり。)

 

・重要なことは、何を遺伝したかということではなく、

 遺伝として与えられたものを、どう使うか、ということだ。

 

・心は統一したものであり、

 人生への同じ態度がそれらのあらゆる表現を通じてみられるので、

 人の感情と思考のすべては、

 ライフスタイルと一貫したものでなければならない。

 

・捨てるか残すか決められない

 →決断したことが失敗になると自分の責任になるから。

  失敗が怖いなら、誰にも迷惑をかけないものから整理する。

  片付く快適さが実感できれば決断できるようになる。

 

・整理するときに「いらない物」を探すのではなく、

 「いる物」「欲しい物」を選ぶ。

 

・「これを所有することは、自分の人生や他者を含む共同体にとってプラスになるのか?」

 と自分に問いかけながらひとつひとつ作業する。

 →「なぜ片付けるのか?」「どんな部屋にしたいのか?」

  自分の作業の目的も思い返せれば、より効果的かな。

 

・何回かに分けて、時間をかけながら理想の形に近づけていけばよい。

 ベイビーステップ(小さな歩み)で成功体験をつんでいけば、

 整理することが快感へと変わる。

 

・写真:写真の役割は何かを考えた後は、

    「どんなアルバムが理想か?」について考えてみる。

 

・家族が片付けしてくれたら、ほめるより、感謝する。

 「ありがとう」「助かったよ」

「手帳という武器をカバンにしのばせよう」その2〜本の感想

「手帳という武器をカバンにしのばせよう」 さとうめぐみ

 

図が多く、具体的な方法とその目的が理にかなっていて、やってみようと思わせる。

手帳に書いた事、書いておくと実行する可能性が高まるのを実感しているので、

この本に書かれている内容も納得できる。

著者をネットで検索したら、この本の内容を形にした「幸せおとりよせ手帳」が販売されていることがわかったので、来年はそれを使ってみる予定。

 

・4色ボールペンを使って、色分けルールを決める

  仕事、プライベート、その他の割合がパット見てわかるのはよさそう。

 

・年・月・週の単位で「テーマ」を決めておいたり、その日の失敗や気分を書いておくことの目的は、1日1日を自分の人生のために大事に生きようという意識づけ。

 私は「書く」ことで自分の行動に結びつけることがある、とわかったので、とりいれてみる。

 

・アイデアなどを書き溜めておく「プチノート」という方法も紹介されているけど、これはあまりピンときてない。好奇心からやってみたい気持ちもあり、あまり魅力を感じてない部分もあり。

 

 

ーー

1月からバーチカル型の手帳を使い始めて、

「手帳を開く」ことを習慣づけることを意識してきた。

まずはそこからで、少しずつ手帳の効能がわかってきた。

これから、より有効活用を考える、という段階になってきたかな。

「手帳という武器をカバンにしのばせよう」その1〜私の手帳術

『手帳という武器をカバンにしのばせよう』 さとうめぐみ

 

図書館で見つけてピピっときた手帳本。

 

結論からいうと、

手帳術、各項目の目的と、その具体的な方法がわかりやすく書かれており、

実際にやってみたいと思わせる、良書。

 

会社員だったころから退職して2人目出産まで、長いことほぼ日手帳を愛用していた。

その頃、手帳は、日記として使うものだったので、1日1ページ、が合っていた。

 

その後、少しずつ仕事を始めたところで、

家事がまわらなくなってきて、あな吉手帳に挑戦。

ふせんを使って、タスクをスケジュールに落とし込み、こなしていく。

これはすごい!と思い、

本の通りに手帳を作り(この、手帳作りの過程がめちゃ楽しい(^_^))、

あな吉手帳愛好家さんたちの集会に行って、

手帳の見せあいっこやマステの交換会を楽しんだり、

あな吉さんご本人の手帳講座に参加したりもしたのだけど、

「手帳のメンテ」ができなくなって、早々に断念・・・

 

その後は手帳難民で、でもウィークリーレフト型で、

その年に気に入ったデザインのを使っていた。
へんなところにこだわりのある私、

数字のフォントや、線の太さが気に入るのが、

たいてい「MARC'S Inc.」の手帳だった。


前職の仕事が増えて来て、

こりゃ苦手なスケジューリングをなんとかしないと、と思って

バーチカル型にしてみたのが、今年。

が、、、私にとってはタスクが多すぎて(言い訳だけど)、

うまく手帳に落とし込めなかった、というのが正直なところか。
あの量だと、大きな流れは手帳でスケジューリングして、

実際のタスクはPC上でやるのがいいのかな、と今は思う。

手帳からPCのタスクに飛ばせるようにしておけば、

うまくまわるのかなぁ。。。

手帳のほうに、PCタスクアプリ見直し、という予定を入れておくとか。

と、今は思えるけど、当時は病んでたし、

そんなことに気づく心の余裕がまったくなかったな。。。

もしかして、この本に出会えてたら、気づけたかもだけど、、、?!

 

というつぶやきはさておき、

退職後、

家事と育児、自分の趣味、これからの仕事や学び

についてのスケジューリングは、

今のところ、なかなか上手くいっている。

週末か週頭に1週間の予定を書き込み、

前日夜か当日朝にその日のタスクを時間軸とともに書き込んで、

行動したらチェックしていく。

1日が終ったら、その下の自由記入欄にその日に思ったことを書きこんでおく。

 

マンスリーの方に、その月にやっておきたいこと、

週ごとに何となくすませておきたいこと、

などをざっくり書いておいて、

ウィークリーのほうには、マンスリーに書き込んだことを、

もう少し具体的な行動に落とし込んだチェックリストを書いておく。

 

これが、うまくまわると、忘れ物がへったし、遅刻もへったみたい。
三者面談はすっとばしたけど・・・爆)

そういえば、子どもの習い事や学校の集金提出がめちゃ早くなった。

バーチカル型にして、

マンスリーとウィークリーの使い分けが少しうまくなってきて

手帳って、予定を先取りすることで思っていることを行動にうつすためのツールなんだ!

って、やっと(^^;; つかんできた今日この頃。

 

そして、娘の付き合いでいった図書館でふと手に取ったこの本の感想、

続きは後日。